庶民 general public 2005 7 25

政治家も、庶民と同じである。

 一般の人に、国際情勢や世界経済の話をしても、
「私たちには関係ない」と言って、
娯楽、グルメ、ファッションに夢中である。
 おそらく、政治家に、国際情勢や世界経済の話をしても、
「私たちには関係ない」と言って、郵政改革に夢中である。
 だから、政治家も、庶民と同じである。
 もちろん、郵政改革の重要性は、小泉氏の著書を読んで理解しています。
しかし、国会は、小泉氏のライフワークに、延々と、つき合っているほど、暇なのか。
他に、もっと重要な国政課題があるはずである。
 郵政改革は、確かに重要である。
しかし、それは、暇な時にやれば済む問題である。

政治的空白 political vacuum 2005 7 18

 与党の一部に、「今、衆議院を解散すると、政治的空白を生む」という声がありますが、
今だって、国会は、政治的空白に近い状態となっています。
 多くの国民は、郵政改革には興味がなく、
景気、年金、福祉、医療、教育を、もっと頑張ってほしいと願っているのに、
こうした「国民の願い」を無視して、ここ数か月、
国会は、郵政改革に専念しています。
こういう状態を、「政治的空白」と言うべきです。
 先ほどの、与党の一部のコメントは、
国民と国会の「大きな距離」を示すものと言えます。
今の国会は、国民のために存在しているのではなく、国会議員のために存在しています。
 これも仕方ないのです。
現在では、国会議員は、家業となってしまい、食べていくための職業ですので、
解散すると、「食べていくための職業」を失うことになります。
 そういう気持ちを、政治的に表現すると、
「今、衆議院を解散すると、政治的空白を生む(私たちは、失業したくない)」となるのです。
 私は、国会議員の味方ですから、こうした、優しい言い方になりますが、
一般国民は、「何を寝ぼけたことを言っているのか」と、かなり怒っている人が多いのです。
 もう一度言いますが、多くの国民は、郵政改革には興味がなく、
景気、年金、福祉、医療、教育を、もっと頑張ってほしいと願っているのに、
こうした「国民の願い」を無視して、ここ数か月、
国会は、郵政改革に専念しています。

































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